大仏のあるお寺

【正法寺】

正法寺は岐阜市の大仏町にあるお寺さんで、岐阜大仏という呼び方をする人もいるのでこの辺りでは大仏が好きな人が一番集まる場所でしょう。 ここにある大仏は日本三大仏にもノミネートされているほどの巨大サイズで、縦約14メートルもあるので並みの民家には収納不可能な大きさです。 製作するのも大変だったそうで、40年弱の月日をかけて完成させたと言われており相当な手間をかけていることは間違いありません。 巨大ロボットと比較するとそう大きくは感じないかもしれませんが、実物をその目で確認すれば分かりますが実際にこのサイズの像の前に立つと圧倒されてしまいます。 このお寺は年中無休ですが入るには料金がいるので小銭をいくらか用意してから現地へと向かいましょう。 それほど高額ではなく、大人なら200円、子供は100円とわざわざお札で支払う金額ではないので小銭がいいのです。 また敷地内では精進料理を召し上がることもできるので、それも目当てなら少し予算を多めにするといいかもしれません。

【願成寺】

このお寺は仏像にまつわるエピソードがあり、仏像博士と人から呼ばれる人なら何度か訪れたことがありそうなお寺です。 岐阜市の大洞にあり交通の便はそれほど良くなさそうなのですが、チェックせずにはいられない知名度を持っているのです。 電車とバスで行くのならJRの岐阜駅からバスに乗って30分少々、光輪公園口で降りて徒歩で10分とちょっとハードな行程ですが、 春や秋ならそんなに苦労せずに辿りつくことができるでしょう。 ではどんな大仏エピソードがあるか、昔大仏をつくろうという計画が浮上した際にまずは仏師探しから開始したそうです。 あちこち探している途中で願成寺へ寄って参拝したのですが、そうしたら夢の中で観世音菩薩がお告げを授けてくれたのです。 西へ行けば探し人が見つかりますよ、と言われたのでそのとおりに行動したら見事ゲット、めでたしめでたしです。

【法華寺】

法華寺は岐阜市の三田洞にあり、三田洞弘法とも呼ばれています。 それもそのはず、弘法大師が創建したのですからこんなたいそうな呼ばれ方も納得するしかないでしょう。 弘法大師は諺にも出てくるほどの有名人で、宗教にはあまり関心を持たない人でも顔くらいは知っているのではないでしょうか。 顔は知らなくても名前をなんと読むかフリガナを振らなくても皆さん知っているでしょうし、どんな諺に登場するかは小学生でも知っています。 彼の創建した法華寺には世にも珍しい8の腕と2つの頭がある両頭愛染明王坐像が所蔵されていますので、これ目当てにやってくる参拝者も多いようです。 西暦816年に誕生した法華寺は岐阜市のお寺の中でも新しくないほうですし、地元民にも親しまれてきたことと思います。 境内は散策するのにもよいつくりで、お庭をお散歩している気分になれます。

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